2012年4月29日日曜日

かがやく桜

 今年も庭(?)の丁字桜が咲いた。「丁」の字を逆さまにしたように白い可憐な花をつける珍しい品種で、光を受けてまるで氷のしずくが輝いているように見えるのがとても美しい。4月は結局すべて花の話題になってしまった。蛇続出とかネズミ親子にびっくりとか連休は薪割りで大変とかいろいろと話のタネはあるのだけれど、結局、植物の話題になってしまうのはやっぱりそれだけ活き活きとした姿が印象的だから。とにかく1年で最も清々しい季節の到来で、なにをしていても気持ちがいい。窓を全開にして森と川を眺めながら仕事してみた。やってることはいつもと同じなのに、こうも気分が違うものか。


2012年4月24日火曜日

春遠からじ?

泉が岳はこの季節、水芭蕉の群生が見られる。車で10分ほど登ったところが群生地としてこぢんまりと木道が整備されている。仕事前にと早朝に立ちよったところ既に2,3組の先客が。ここはよくある湖沼というよりは湿った雑木林といった趣で、雑木の合間合間にひっそりと水芭蕉が肩を寄せ合うようにして咲いている。木道の終点から先にも雑木の間に見え隠れするようにどこまでも群生地が続いているようで、ちょっと幻想的でもあった。麓では桜が満開。ようやく春が来た。。けど、うちの桜はまだ蕾にもなってない。。。「春遠からじ」とはいうものの。

2012年4月17日火曜日

我が「家」の春

 長かった今年の冬もようやく交代の時期にさしかかったことを、そんなに寒くないのにまだ薪ストーブをつけないとなんとなく居住まいの悪い感じのする人間(僕)よりも、敷地の草花は敏感に感じているようで、気がついたらあちこちでかわいい姿を見せ始めている。カタクリが群生していたり、名前のよくわからない草花も多くて時折びっくりするようなビビットで毒々しいものもあって、毎朝目に楽しいばかりだ。先週末は最後の写真のカンゾウをつんでお浸しにした。これが春の草の苦みがなく、名前のとおりにほんわりと甘くてとても美味しいのです。これがわんさか。蕗の薹もわんさか、いずれこれらは蕗となって食卓に上ることに。目に食に楽しい春を謳歌中。