2014年10月30日木曜日
魂は細部に宿る
2014年10月29日水曜日
自然なのだ
熊本は泰勝寺に行ってきた。細川家の菩提寺であり、敷地内には細川家の屋敷を利用したギャラリーがある。今回はヨメさんが展覧会に出品するというので付いてきた。展覧会は昨年パリで開催されたグループ展に参加した日本人とフランス人が場所を改めて再会するという企画である。いずれも陶芸の作家さんたちだ。当日は抜群の秋晴れで開け放した縁側が最高に気持ち良く、日本建築はやっぱり季節に抗わない自然体が魅力だとあらためて感じた。百草の安藤さんによるお茶会や、料理研究家の細川亜衣さんのお料理など、日本の伝統文化の今なりの自然な在り方を自然に体現している方々のもてなしもあり、肩の力の抜けたいい時間と空間だった。
なんでも、ポール・スミスが最新のトレンドをこの街でモニターするというほど、男性がおしゃれだという熊本。半日市内をぶらぶらしてオシャレメンズウォッチングしてみたが、たしかに、みなさんオシャレ、というか、「オレはこれでオッケーだもんね」という自信というと大げさだが自分らしさを信じている雰囲気は感じられた。まあ、これがファッションの神髄だけど。つまり自然なんだな、みなさん。くまモン人気もその辺が根底にあるのかも。いい街だ、熊本。
なんでも、ポール・スミスが最新のトレンドをこの街でモニターするというほど、男性がおしゃれだという熊本。半日市内をぶらぶらしてオシャレメンズウォッチングしてみたが、たしかに、みなさんオシャレ、というか、「オレはこれでオッケーだもんね」という自信というと大げさだが自分らしさを信じている雰囲気は感じられた。まあ、これがファッションの神髄だけど。つまり自然なんだな、みなさん。くまモン人気もその辺が根底にあるのかも。いい街だ、熊本。
2014年10月21日火曜日
仕事は準備が七割
2014年9月30日火曜日
移植成功

9月11日(木)~10月23日(木)
時 間:12時~17時
会 場:ウェスティンホテル仙台 1階
The Westin Art Showcase
入 場:無料
お問合せ:022-722-1234(代表)
協力:株式会社 JVC ケンウッドデザイン

2014年9月28日日曜日
「水」中の栗を拾う
栗拾い、普通は地面に落ちた栗を拾う秋の風物詩だ。運良く「落ちたて」の栗なら虫にも喰われず瑞々しいまま収穫となるが、なかなか全てがそういうわけにもいかず、結局結構ボツにせざるを得ない。そんななか、以前からヨメさんが川に大きく張りだした栗の木があることに気付いていて、ひょっとして、と川に降りてみると…あるわあるわ、水中だけに虫食いもなくピカピカの栗がゴロゴロと。あっという間にコンビニ袋が一杯に。あとは熊に残しておいてやるとして早速皮むき。水中に浸っていたとあって、鬼皮でも素手でつるりと剥ける。渋皮もペティナイフの背で簡単にこそげ取れて、二人で小一時間でこんなに。早速栗ご飯。わざわざ七輪で焼いたサンマと一緒に秋のめぐみを満喫。
「火中」ならぬ、栗は水中で拾うべし、我が家の新常識。
「火中」ならぬ、栗は水中で拾うべし、我が家の新常識。
2014年9月25日木曜日
身体の拡張
今回の訪問は、大学で印刷機を動態保存、つまり使える状態を維持するために、使い方や手入れの方法を学ぶために学生共々研修を受けるのが目的だ。譲り受けるにあたっては、他にも希望する大学や公的機関があったそうだが、いずれも博物館入りが目的で、動態保存を申し出た宮城大学の提案が職人さんの心を動かしたそうだ。不自由な身体のために印刷業を選んだというこの職人さんの人生も含めてまるごとお譲り頂きたいというこの同僚の熱意を後押しした形だ。
コンピュータでさえしばらく使わないと調子が悪いように、物理の塊のようなこうした機械はとにかく一度止まると調子が崩れるもので、特に何十年もひとりの人間の手によって使われ続けてきた機械だと、その人のクセのようなものが染み込んだ独特の調子に調整されている。たった二日間の研修では当然そのクセのようなものまで体感できるはずもないのだが、どんな人がどんな手つきで機械を扱うのかを見届けずには責任持って預かれないので、同僚に付き添ってきたというわけだ。
仕事柄、人と技術の関係には想いをめぐらせることが常だが、今回ほど機械、いや、それを取り巻く空間そのものが「身体の拡張」として感じられたことはない。基本的には規則的に並べられてはいるものの、随所に意味ありげに(あるのだ)ぞんざいに置かれた活字や道具やその棚の配置や角度など、隅々まで職人さんの神経が行き渡っているような、まるで職人さんの体内にいるような工房の雰囲気には圧倒された。活字も含めて一式譲り受けるために、メンテナンスに出される機械以外の棚などを解体することによって、二度と取り戻せないそうした調和のようなものを壊さざるを得ないのは、本当につらい体験だった。快く譲って下さるとはいえ、こちらが勝手に忖度しているのとはかけ離れたほどにアッケラカンとされているとはいえ、人生の一部といっていい機械とその環境が目の前で解体されていく心中は察するに余りある。とてつもなく大切なものを預かることになった。
2014年8月29日金曜日
お子さんですか?
朝から仕事場の目の前のアオハダで野鳥が3羽、ヒーヨヒーヨと騒がしい。ヒヨドリだ。いつもは結構警戒心が強く、窓越しでもこちらが少しでも動けばすぐに飛んでいってしまうのに、今日はなぜか3羽もいて、しかもこちらが少々動こうがお構いなしにアオハダの実をついばんでいる。ならばと、すぐに撮影が出来るようにと三脚をセットしてさて仕事。。と思ったらずっとそこに居るのでひとしきりバードウォッチング。良く見てみると一羽は成鳥のようだが、大きさは変わらないものの、残りの2羽はどうもまだ子供のようだ。ヒナというよりは大きいが、成鳥の頭部のように冠羽になってないところを見るとどうもまだ巣立って間もないようだ。自分で実をついばみつつも、時折エサをねだるような仕草も見せる。かわいいもんだ。かわいいけど、あんまりアオハダ食べんといてや、正月飾りがなくなってしまう。
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