2014年10月29日水曜日

自然なのだ

 熊本は泰勝寺に行ってきた。細川家の菩提寺であり、敷地内には細川家の屋敷を利用したギャラリーがある。今回はヨメさんが展覧会に出品するというので付いてきた。展覧会は昨年パリで開催されたグループ展に参加した日本人とフランス人が場所を改めて再会するという企画である。いずれも陶芸の作家さんたちだ。当日は抜群の秋晴れで開け放した縁側が最高に気持ち良く、日本建築はやっぱり季節に抗わない自然体が魅力だとあらためて感じた。百草の安藤さんによるお茶会や、料理研究家の細川亜衣さんのお料理など、日本の伝統文化の今なりの自然な在り方を自然に体現している方々のもてなしもあり、肩の力の抜けたいい時間と空間だった。
 なんでも、ポール・スミスが最新のトレンドをこの街でモニターするというほど、男性がおしゃれだという熊本。半日市内をぶらぶらしてオシャレメンズウォッチングしてみたが、たしかに、みなさんオシャレ、というか、「オレはこれでオッケーだもんね」という自信というと大げさだが自分らしさを信じている雰囲気は感じられた。まあ、これがファッションの神髄だけど。つまり自然なんだな、みなさん。くまモン人気もその辺が根底にあるのかも。いい街だ、熊本。

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