2012年12月29日土曜日

月光


ついに今年も白い季節がやってきた。例年よりはやや遅れての積雪だが、10センチくらい積もればよっぽど暖かい日が続かない限りはもう春まで雪が消えることはない。朝起きたてに見る一面真っ白な景色も息をのむほど美しいが、明るい月夜に照らし出される景色は青白く静謐で、これまた透き通るように美しい。このあたりの星の美しさもさることながら、満月前後の月の明るさもまた格別だ。写真に詳しい人なら、この写真のISO125 F1.8/4"という撮影データから、いかにこの景色が明るいかが分かるだろう。ちなみに撮影時刻は深夜12:35。この月光に浮かび上がる木の陰は、怖い絵本のワンシーンのようでもあり、神秘的な版画のようでもあった。

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