2014年5月31日土曜日

切れ味実感


包丁を買った。もはや説明不要の、本邦が世界に誇る銘品のひとつ。毎朝フライパンに千切りのキャベツにニンジンを混ぜたものを鳥の巣のようにひとつかみ、真ん中を少しヘコませたところにタマゴをそっと落として蒸し焼きにする。これをほぼ365日毎朝作るのが撲の日課なのだが、その割にはこれまでずっと平凡な包丁を使ってきた。研いだ直後は良くてもすぐ切れなくなるし、さりとて数日ごとに包丁を研ぐのも、それはそれで楽しいし刃物の仕立ては好きなので苦にはならないけども、時間はかかる。一方で、料理は包丁で決まると言われる(?)ように、特にこの鳥の巣タマゴではふっくら感が命なので、細かい千切りでないといけないのだ。切れない刃物ほどアブないものはないので、思い切って買ってみた。やっぱり刃物は切れなければイケない。というか、手の動きはいつも通りなのに、切れてくるキャベツの細かいこと細かいこと、突然千切りの達人になったみたいだ。切れ味は味にも直結、実際いつにも増してふんわりしていて格別においしい。気をよくして手もとが狂ったか、片付けの途中でなにかが指先に触れたな、と思った直後、鮮血が。。ほんの少し先端に触れただけなのに左手の薬指の先端がすっぱりと1㎝ほど切れていた。恐るべしグローバル。



0 件のコメント:

コメントを投稿