2014年7月29日火曜日

バルセロナに行ってきた その1


バルセロナに行ってきた。東北の伝統工芸と新しいデザインの取り組みを紹介する展覧会に出品している関係で招待して頂いた。同時期に開催されていたFab10関連のイベントでもレクチャーやワークショップを依頼され、超過密スケジュールの中、バルセロナの土着のクラフトの工房をあちこち案内してもらえたのは収穫だった。バルセロナから北東へ車で1.5時間ほどにある、観光都市としても有名な漁師町Estartitでは、漁の仕掛けや籐籠を作る工房にお邪魔した。工房の主が紹介してくれる美し仕事もさることながら、撲はこの道具がとても気になり、たまらず尋ねたところ、「ペラカニャス」という竹の節を取り除く道具なのだという。今はあまり使ってないが、といいつつ実演してもらった。ちなみに「ペラ」とは「剥く」、「カニャ」は「葦」を意味するので、そのまま組み合わせると「葦剥き機」となるが、転じてカタラン語では新人を意味するそうな。日本語ならさしずめ「青二才」といったところか。ひと皮剥いてこい、みたいな感じで使われるのだろうか。


0 件のコメント:

コメントを投稿