2013年3月11日月曜日
舟大工vs.家大工
2013年2月28日木曜日
2013年2月27日水曜日
造形
不思議な言葉だ。とらえどころがないのに結構使っている。「形体をこしらえること」新村出編『広辞苑』(岩波書店、昭和30年)、「形のあるものを作り上げること」松村明『スーパー大辞林3.0』(三省堂2006-2008)など、いずれも省略されてはいるものの、明らかに主語は「人」だ。人が形を作る、その行為全般を指していると言っていい。現実的には「造形芸術」や「造形美術」などといった使われ方が多いので、芸術的な印象のある言葉だと思う。芸術の世界では表現をカテゴライズする際にも用いられ、その範疇には絵画、彫刻はもとより工芸や建築も含まれる。一方で英語では?と調べると「molding」とそっけない。moldingはむしろ「型に入れて作ること」すなわち鋳造のイメージが強い。「こしらえる」といった手をつかって直接物質を整えるというよりは、やや機械的に行う印象だ。「造形美術」となると「the formative art」となって、「絵画と彫刻をさし、建築や工芸は含まない」井上永幸・赤野一郎編『ウィズダム英和辞典』(三省堂2006-2008)となる。つまり英語では日本語でのイメージの「造形」を表現するこれといった1つの言葉がないのだ。日本語としても「造形をしています」というのは様々なものづくりの場で使われる便利な言葉で、自分自身もそうだが、「工芸家」というよりは「造形家」というほうがしっくりくる、というように意味をややぼんやりさせることが出来る。
一方で、「自然の造形」という表現もある。こちらはぼんやりどころか、かなり表現する中身ははっきりしている。まさに自然現象によって作り出される形のことだ。だれかの恣意ではなく主語は「自然」だ。人の営みとしての「造形」よりももっと「造形」という言葉の響きがしっくりくる感じがある。「自然の造形にはやっぱりかなわないな」というような言葉をよく耳にするが、どこかで「造形」というものが人のものではなく自然のものだという認識が人間の中にあるのかも知れない。そもそも「造形」は人ではなく自然の営みなのだ。それを引き寄せるために人は様々なものづくりを工夫するのかも知れない。影も形もこういう景色にはやっぱり「造形」ということばがしっくりくる。
2013年2月23日土曜日
春にして日露戦争を想う?
立春とはよく言ったもので、気象庁の統計を見ても少なくとも過去数年は確かに2月4日を過ぎると、というより初旬前半あたりにかけて気温が下がり、立春を境に数日間でググッと気温が上がる傾向が伺える。今年は2日に12.9度、7日に9.8度と高く、間の6日にグッと低くて1.1度(いずれも最高気温・仙台市)と変位が激しかったのでより「春らしさ」を感じたようだ。しかしながら、今年はここまで(22日)全体的に気温は下降傾向で例年の緩やかな右肩上がりのグラフとは明かに趣を異にしている。明日も今年最大の寒波がやってくるとかで、「春遠からじ」ならぬ「春近からじ」といったところ。そんな季節の変化を知ってか知らずか、近所では白鳥の群れが鮮やかなV字編隊を組んで飛んでいたり、鷺がひょっこり現れたりと、大きな鳥を目にすることが多い。
鷺には夏鳥(日本で繁殖して冬は南方へ渡る)と冬鳥(冬に日本へ渡り越冬する)の二種がいるようだ。冬鳥は日本以北のより寒いところからやってくる訳なのでこのあたりの寒さくらいはむしろ暖かいのかも知れない。日露戦争で帝政ロシアが「凍らない港を求めて」南下したというエピソードを思い出した。冬の日本海などは寒さと厳しさで荒涼としたイメージがあるが、ロシアの人々にとっては凍らないくらい「暖かで豊かな」印象なのだという。同じ地域でも異なる立場で眺めると価値観は随分と違うものだ。この鷺はこの時期にいるので冬鳥だろうか。よく見ると夏によく見る少しグレーがかった鷺とは違うようにも見える。ロシアはもうさすがに簡単には南下して来られないが、鷺は今年もいつものようにやってきて帰って行く。季節にも国境にも価値観にも縛られない、渡り鳥はどこまでも自由なのだ。
2013年1月31日木曜日
森の妖精
かなり冷え込んだようで車のフロントガラスが見たことのない凍り方をしていた。撥水処理をした直後は水滴が比較的一定の間隔で並ぶので、夜露が鱗状に広がる過程で凍って出来たのかもしれない。だからといって毎日見られる訳でもないので、一定の条件が揃ったんだろう。
2013年1月29日火曜日
元祖映像装置
2013年1月20日日曜日
銘品
去年よりは暖冬傾向かと思いきや、今年は一気にドカッと積もった。あまりの勢いに、すわ、除雪機(エンジンなやつ)購入か!と色めきだったが、少し冷静になってみると近所で誰も使ってない。。ということは人力でも結構効率よく除雪できるモノがあるのでは、と探してみたらこれが。なんでも新潟の豪雪地帯では定番中の定番の銘品として絶賛されているらしい。その名も吉鉄スノーダンプ。名前のとおり材質は鉄。頑丈なパイプ溶接でビクともしない。最近は衝撃に強く寒さにも比較的強くて軽いポリカーボネート樹脂製のものが人気なようだが、新雪には良くても、零下で一晩経ったカチカチの根雪には歯が立たない。その点、これの先端は注意書きがあるくらいに鋭利で、まさに刃物のようにサクサクと堅く締まった雪を塊に切り出してくれるのだ。あとはソリの要領でスルスルと移動させれば良し。自重が7.5kgほどあるのだが、この重量がかえって効いている。雪を切り出す際にザクっと差し込む時の勢いも重量あればこそだし、雪をのせて滑らせる際にも安定感に一役買っているのは明らかだ。スコップ式と違ってすくい上げて投げるという動作がなく全身の筋肉を使うので腰にも無理な負荷がかからず確かに効率よく作業ができた。確かに銘品。いつもの面積が1/3の時間で出来たということは3倍のスピード!ってことは赤く塗らなくては!!
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