2011年12月19日月曜日

復活

20数年前に初めて買ったクロモリMTBのフレームを残しておいて良かった。今や主流のファットなアルミやカーボンのフレームもいかにも最新っぽくてイイのだが、やっぱり細いクロモリフレームの凛とした佇まいはいつまで経っても失われないものだ。ということで、時間を見つけつつ組んだのがこれ。我が家のオーナーご本人は知る由もないが、往年の名パーツをごっそり組み込んである。オリジナルの塗装をはがして新たに真っ白にウレタン塗装したフレームに初期型XTRのRD&ラピッドファイアーシフター、ロー側3枚がチタン製のXTRカセット、いまは亡きSRサンツアーの名作XCプロMDのクランクセットに、WorldClassのBB、ホワイトインダストリーのリアハブと、いっそ自分が乗りたいくらいのパーツ群がさりげなく組み合わされているのだ。今から15〜20年前は第一次MTBブームの時期で折しも冷戦終結後に業態移行を迫られた軍需産業が持ち前のカーボンやチタンの超精密加工技術をひっさげて自転車業界に乗り込んできた時期で、ブレーキやハブを専門に作る多くのサードパーティーで業界は活況を呈していた。そんな当時を懐かしみつつ、必要以上の精度で作られているのが幸いしていまだにガタもなく滑らかに動いてくれるパーツを丹念に磨いたりしていたら、組み上がった途端に初雪で試乗はしばらくおあずけに。ウチの周りの未舗装部を考えるとタイヤがちょっと細いかな?なのですでに1.75サイズを発注済みでこのすっきりした姿は今だけ。ちょっとおもしろいパーツ(?このカエル、目がチカチカ光るのだ!)も見つかって初乗りが今から楽しみ、自分のじゃないけどね。



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