2011年12月31日土曜日

リビングの調理器具

 なんといっても静かでたまらなく暖かい薪ストーブ。冬には山に入って楢や桜を切り倒し、春先にはそいつらを玉切り(40センチくらいずつに切り分ける)にして軽トラで山から運び出し、片っ端からひたすら薪割りしてやっと燃料が手に入るというなんともめんどくさい手続きが必要なのだが、それと引き替えにこの心地よさが得られるならそれほど苦労とも思わない(人によります)。むしろチェーンソーのメンテや斧や鉈の仕立てなど道具を使う楽しさがあって、薪つくりはもはや趣味といってもいい。さらに薪ストーブは時として調理器具にも変身、ポンテベッキオのピザも店で食べるよりもきっと美味かったはずだ。さらにおせち料理に欠かせない黒豆も期待以上にキレイに煮上がって年末にも大活躍。

 震災の直後はインフラが落ちてとにかく多くの方々が困っていたのが暖を取る手段だ。ガソリンと同じく灯油も手に入りにくい状態だったし、停電だし、プロパンはあっても電子制御のタイプは停電でアウト。。いろいろと困ったことはあったけども薪ストーブのおかげで震災後のあの寒さをしのげたのは本当に助かった。寒さに震えていた近所の方々にも夜にはうちに来てもらってみんなで火を囲んでいると気持ちも和んでとても心強かった。

 もはや他の暖房器具には戻れない体になってしまったオレ。


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