あれ?レーザーカットじゃないの?というツッコミはご容赦。そこは手で切るからこそ、こもるものがあるというもので、カッターよりは切り出し、それも肥後守あたりで切るのが作法というものかも知れない。しかし、この型紙も市販のもので、伝承切り紙から作られているものの「電脳編集」と記載されているあたり、型紙そのものはおそらくデジタルデータで作られているはずだ。それを手で切ることで、つまりデジタルだけではなく、手作りのプロセスを経ることではじめて「依り代」としてのなにかが宿ったものが出来上がる。手で作ることの意義や意味は畢竟、この「なにかが宿る」ことに尽きると思う。たとえその過程にテクノロジーが介入しようとも、最終局面に手を尽くして佇まいを整えることが出来れば、それは十分に「手作り」と言えると思う。。と大晦日を迎えてもやっぱりいつもと同じことを思うのであった。
0 件のコメント:
コメントを投稿