2013年4月14日日曜日


 竹を分けてもらった。乾燥した竹は着火性がよく、一気に高カロリー燃焼するので、ストーブの焚きつけにはうってつけだ。車で北へ小一時間ほどの大崎のこの農家の方は、正月の門松を作っておられる。このあたりはまだまだ立派な門松を飾るようで、中には直径が15cmほどの太い竹もある。この方は作るだけではなくて、松の内が明けて要らなくなった門松を回収して竹を二次利用されている。竹炭を焼いたり、そのまた副産物の竹酢液を利用した減農薬農法でお米やぶどうを作っているのだとか。陶芸家の嫁はんはこれでヘラ作りには一生困らないとか。そういえば漆の仕事でもヘラは必須で、とにかく種類が多い。作業に合わせて檜の薄板を自分の手に合うように仕立てる。そのための漆仕事専用の刃渡り20cmほどのドスの親玉みたいな塗師屋包丁(ぬしやぼうちょう)という道具を使う。大学2年の時にいきなりこれを買わされたときにはびっくりしたものだ。それはそうと、この農家さんでは9-10月はぶどう狩りが楽しめるそうだ。絶対行くのだ。

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