2014年4月13日日曜日

自然の恵みは蜜の味

 「イタヤカエデ」という木からメープルシロップみたいなシロップが採れるらしいよ、と嫁さん。なんのことはない、ウチにあるやん、ということで早速採取の方法を調べてみたところ、雪が残る冬の終わりごろから3週間ほどしか採れないという。ん?もう遅いか、と思いながらも春になって樹木が休眠状態から醒めて根から水分を吸収し始める時期、と考えれば今はまさにその春の息吹をあちこちで感じる季節なので、とりあえずやってみたところ、出るわ出るわ、ドリルで深さ5センチくらいの下穴を開けたところに差し込んだ真鍮パイプから1秒に一滴くらいのスピードでポタポタと。無色透明なのが意外だったけれど3時間ほどでカップ一杯採れた。この調子でいけば。。と皮算用しつつペットボトルに付け替えたところ、夕方4時くらいからは出なくなった。木も一日のサイクルで生きているのだ。おやすみ、ご苦労様、と自然の恵みに感謝しつつ、さっそく煮詰めに。シロップにするには35〜40分の1に煮詰める、つまり採れた量の約3%の分量のシロップにしかならないのだ。今回はカップ1杯くらいだったので結局できたシロップは5ccほど。悲しいくらい少ないけれど、金色に輝いて、さわやかで雑味の無い清々しい甘みで絶品でした。


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