2014年4月30日水曜日

つつきすぎ

 コツコツと木を叩く音がするな、と思ったらコゲラが必死に巣作りしているのが見えた。部屋からでもすぐそこの欅の枝をつついているのが見える。しかし必死だ。朝から夕方まで時々休みつつ、ひたすらつついている。見ているこっちが心配するくらいの勢いでみるみる穴は大きくなり、こちらが気付いてから3日ほどですっかり身体が入るくらいになった。今度は中から巣穴を大きくしているのだろう、時々穴から顔を出して嘴で木くずをはき出す仕草がとてもけなげでカワユい。我が家の野鳥観察図鑑によると、コゲラは雀よりも少し大きいキツツキ科の仲間で、「Japanese Pygmy Woodpecker」とも呼ばれ学名の一部の「kitzuki」は本種を記録した時の標本の採集地が大分県杵築市だったことなど、日本人には昔から馴染みのようだ。どうやらつがいのようで、もう一匹はそばをちょろちょろしながら心配そうに(?)作業を見守っている。これで毎日様子が楽しめると思っていた矢先、庭先で大きな音!なにかと思ったら、どうやらコゲラが頑張りすぎたようで、枝が折れてしまったのだ。もともと掘りやすい朽ちかけたところを選んでいたのだと思うのだが、いくらなんでも頑張りすぎ?彼女にイイところを見せたかったのか?


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